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◆ 少女こいし − close eyes ◆ 第2話「閉じた瞳」

◆◇ SIDE さとり ◇◆

 私はショックを受けていました。
なぜなら、こいしが私を避けるような発言をしたのはこれが初めてだったから。
確かに関係ないことなのかもしれない。
でも、協力はしてあげたかったわね………

出口のない迷路に迷い込んだかのような答えの出ない時間
何かこいしにしてあげられることはないのでしょうか?
何がこいしをあれほどまでに追い詰めているのでしょうか?
延々と疑問ばかりが頭に浮かび、消えていくのでした。

 


‐お姉ちゃん、人の心なんか分からないほうがいいの!!‐
‐もう聞こえないで………もう見えないで………−
‐全てなくなってしまえばいいのに‐


私はこいしの夢を見ました。
その夢の内容はこいしがまだ覚りの能力を持っていたころの話でした。

こいしがある仲の良かった少女に突然冷たくされる事件が起きました。
その事件の真相は覚りの能力を恐れた地底の妖怪たちがあることないことを騒ぎ立て、
私たち姉妹に濡れ衣を着せようとしたというものです。
その噂が広まり私たち姉妹は妖怪たちに妬み恨まれるようになりました。
私はそのころから地霊殿の主であったので、気の合う方も少なく気にはしていなかったのですが………
こいしは唯一の友達であった少女に敬遠され、前のように一緒に遊んでくれることもなくなりました。

その時、こいしはその少女の心を読んでしまい、つらい思いをしました。
その事件を境にこいしは、心を閉ざし、存在を消して無意識で行動をするようになったのです。

私はふと、思いました。
今回のこいしの状況はこの時の状況と似ています。

こいしは今、覚りの能力は使えません。
つまり、あの時と逆の状況へ陥ったと考えました。


『誰かの心が読めれば………誰かの心が分かれば、こんなにつらくないのに』と


その答えを探しに私は地霊殿を後にするのでした。



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